保険証は7月末で使えなくなる?10割負担を避けるために必要な手続きを確認

今月末で、健康保険証が使えなくなる人が出てくるといいます。場合によっては10割負担も?気になる疑問を専門家がずばり解決します。

月末で終了?保険証の疑問

 街の老若男女に聞きました。あなたは「マイナ保険証」を持っていますか?

80代 「(Q.マイナ保険証は?)マイナンバーカードはあるけど、まだひも付けしていない。何となく信用できない。(従来の)保険証の方が使い慣れているから安心感がある」

40代 「マイナンバーカードで保険証を使っている。便利、薬の履歴が分かる」

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「マイナ保険証」とは

 「マイナ保険証」は、「健康保険証」の利用登録がされた「マイナンバーカード」のことです。「マイナ保険証」の利用率は、5月時点で68%ほどにとどまっています。

20代 「(従来の)保険証のまま。マイナンバーカードを保険証にするとなると、ひも付けが必要という話があるが面倒くさくてやっていない。(従来の保険証は)いつから使えなくなるのか、更新の手続きには何が必要か」

 「健康保険証」の疑問に答えてくれるのは、社会保険に詳しい谷口さんです。

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第一ライフ資産運用経済研究所 谷口智明さん

社会保険に詳しい第一ライフ資産運用経済研究所谷口智明さん 「7月末になったら従来の紙の保険証は使えなくなる。もし(従来の)健康保険証を持っていった場合は、医療機関は受診できるがいったん全額自己負担で立て替えをしなくてはいけない」

 実は来月から、「マイナ保険証」がなく、「従来の健康保険証」しか持っていない人は「医療費が10割負担」になるケースがあるといいます。

50代 「3割負担じゃなくなる?(従来の)保険証を持っているのに、被保険者の資格は持っている」

 従来の健康保険証の「有効期限」は、去年12月1日で終了しています。

 ただ、有効期限切れに気付かずに従来の健康保険証を持参した場合は、利用できることになっていましたが、その対応もいよいよ今月末で終わりになります。

自己負担10割も?どう回避

 では、来月からはどういう場合に「医療費が10割負担」になることがあるのでしょうか?

 21日、都内のクリニックを訪れた女性は、従来の健康保険証で受診します。

院長 「きょうはOKだけど、7月31日をもってこの保険証が使えなくなる」 患者 「ぎりぎりでしたね」 院長 「知っていましたか?知らないですよね」

 「マイナンバーカード」は持っているものの、「マイナ保険証」の登録はしていないといいます。

患者 「7月31日で終わることを知って良かった。だいぶ前に聞いた記憶はあるが、こんなすぐとは思わなかった」 院長 「資格確認書は持っている?資格確認書でも大丈夫、当面は」

 「マイナ保険証」がない場合、必要になってくるのがこの「資格確認書」です。

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資格確認書

80代 「マイナンバーは使ったことがないから不安。年とるとこっち(資格確認書)のほうが良い。昔通りのほうが」

 来月からは「マイナ保険証」や「資格確認書」が手元にないと、一時的に医療費が10割負担になるケースもあるといいます。

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いとう王子神谷内科外科クリニック伊藤博道院長 「マイナ保険証または資格確認書を持っていなければ、10割負担になってしまう。マイナ保険証を作っていない、あるいはしまい込んでいて病院に持ってこなかったら、いったん10割負担になる可能性もある。8月1日からはかなり厳しく。いよいよマイナ保険証、もしくは資格確認書を持っていなければ、保険資格を認めないという大きな潮目になる」

 そもそも、「資格確認書」についての疑問も。

80代 「資格確認書はどうやってとるの?」

谷口さん 「資格確認書は加入している健康保険組合から送られていれば、それを持って医療機関は今まで通り受診できる。マイナ保険証があるか、資格確認書が手元にあるか確認することが大事」

 後期高齢者については、自治体から「資格確認書」が送られているといいます。

 また、「マイナンバーカード」が、「健康保険証」とひも付いているか、改めて確認する方法は?

谷口さん 「ひとつはスマートフォンから『マイナポータル』にアクセスして健康保険証が登録されているか確認できる。医療機関や薬局で顔認証付きのカードリーダーに置けば登録しているか確認できる」

 「マイナ保険証」は、スマートフォンや、医療機関、薬局などで登録もできます。

注意“マイナ保険証の期限”

 利用者からは、「マイナ保険証」の「有効期限」についても疑問が。

50代 「マイナンバーカードは有効期限がある。有効期限が切れた時にマイナ保険証も特別な手続きが必要か分からない」

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マイナ保険証の有効期限は?

 「マイナ保険証」の有効期限は、2つあるといいます。マイナンバーカード自体の有効期限は10年です。一方、「電子証明書」の有効期限は5年となっています。

谷口さん 「マイナンバーカードのICチップ、偽造防止、情報技術の進歩などを踏まえて安全性を配慮する観点から5年と設定されている。電子証明書の期限が切れると、3カ月後からマイナ保険証として使えない。自治体から2〜3カ月前に更新を促す通知が届く。電子証明書の有効期限が切れても3カ月間は引き続き利用できるので、3カ月の間に電子証明書の更新手続きをする必要がある」

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